日本人は ブルーが得意だ という評判

アトリエ・ド・フロマージュ

日本人は ブルーが得意だ という評判

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長野県東御市アトリエ・ド・フロマージュ

日本の造り手の
層は厚い

今日の日本でもなお、チーズの中でブルーは苦手、という話は時々耳にします。ところがいま、国際舞台では「日本人はブルーチーズが得意だ」という評判に。
コトの始まりは2015年、フランスで開かれた国際コンテストのブルーチーズ部門で日本の2つの工房が最高賞をダブル受賞したことでした。その一人が、アトリエ・ド・フロマージュの塩川和史さん。ブルーに目覚めたきっかけは、ゴルゴンゾーラのドルチェ(甘口タイプ)でした。「どうしてこんなにおいしいんだ」。
先達たちとぶつかりながらも理解を得て、2013年夏、新しいブルーチーズがほぼ完成。そして翌年の国内コンテストでグランプリを受賞し、世界へ。
「なめらかで、口に入るとすっと溶けるブルー」。
人材と情報の蓄積された、日本のチーズ工房として歴史のあるアトリエ・ド・フロマージュというステージがあればこそできたことと、塩川さんは言います。
同工房は他にも何種類ものチーズをつくっています。「いろいろなチーズをつくるには、カードの感触を完璧に把握できる手を持っていないといけない。日本にはそんな手を持つ技術者がけっこういる。これが日本の強みじゃないですかね」。
日本に実力者が増えている。うれしいニュースでした。

  • アトリエ・ド・フロマージュ1
    ⾃社のフロマージュ牧場にはブラウンスイス⽜とジャージー⽜、ホルスタイン⽜がいます。「⽜は我慢強いので、猛暑のストレスにも気を遣っています」。
  • アトリエ・ド・フロマージュ2
    3か⽉たったところ。⻘カビが全体に広がって、そろそろ⾷べ頃です。
  • アトリエ・ド・フロマージュ3
    売れ筋チーズたち。⼿前トレイの左から時計回りに⼭のチーズ、右がブルーチーズ、ココン、そして開発中のブリー60⽇⽬。
トリエ・ド・フロマージュ チーズ工房チーフ 塩川和史さん
アトリエ・ド・フロマージュ チーズ工房チーフ 塩川和史さん。1979年生まれ。チーズの中で食べるのもつくるのも一番好きなのがブルー。「機械より自分の五感で感じ取りながらつくっています。ていねいに一つ一つつくるものを説明できる飲食関係者が増えてくれるとうれしいですね」
おいしいチーズの食べ方

おいしいチーズの食べ方

おいしいチーズの食べ方
「チーズ屋のリゾットとして、うちのレストランではチーズをくりぬいた器で出しています。ブルーチーズにカマンベールとバターを足していますから、青カビはあまり見えませんが、濃厚なコクが楽しめると思います」
アトリエ・ド・フロマージュ

アトリエ・ド・フロマージュ

長野県東御市新張504-6
Tel. 0268-64-2767

http://www.a-fromage.co.jp/