ミルクの良さを大事に シンプルに 伝えたい

阿蘇ミルク牧場

ミルクの良さを大事に シンプルに 伝えたい

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熊本県阿蘇郡阿蘇ミルク牧場

牛乳文化の
魅力発信のために

阿蘇ミルク牧場には、おなじみのホルスタインのほかにジャージー、ブラウンスイス、ガンジー、エアシャーという5種類の牛がいます。西日本でも有数の牛乳生産県である熊本の酪農関係者団体が、消費者との接点を求めて2000年に開設したのがこの観光牧場でした。
ここでチーズづくりを任されている清水龍成さんは、乳製品技術キャリア30年のベテランです。そのベテランをして最も苦労すると言わしめるのが、5種類の牛の混合乳でチーズをつくること。
日により、月により、季節により、出産のタイミングにより、5種類全部で約30頭の牛が出すミルクのバランスは微妙に変わり、そのたびに固まり方が違うとは、やってみるまで想像もしなかった難題でした。
それでも「10人が10人、おいしいと言ってくれるチーズづくりが永遠の目標です。贅沢な目標です。でも、ここで買ったチーズがおいしくないと、次に進んでもらえません。フレッシュチーズにはミルクの良さをシンプルに、熟成モノもあっさりとした味に仕上げています」。
この牧場の環境を楽しみ、チーズを持ち帰って家庭で酪農の話が弾むなら、こんなにうれしいことはないのです。

  • 阿蘇ミルク牧場1
    ⽜舎内を⾃由に歩く5種類の⽜たちから、午前と午後、ミルクを搾ります。
  • 阿蘇ミルク牧場2
    観光牧場らしく、場内には草地を散歩する動物たちや⽜舎の様⼦も⾝近に⾒えます。また中の様⼦がのぞけるチーズ室と熟成庫もあります。
  • 阿蘇ミルク牧場3
    右奥からあそ⼭、⼿前がリコッタ、右はストリングチーズ・ミルクの樹、左にカチョカヴァロ、さらに左はゴーダタイプのあそ野(スモーク、プレーン、胡椒⼊り)、⼿前がカマンベール・牧場の想い。
阿蘇ミルク牧場支配人兼チーズ工場長 清水龍成さん
阿蘇ミルク牧場支配人兼チーズ工場長 清水龍成さん。1968年生まれ。チーズ製造のキャリアを買われ、本施設の設立から関わる。「熊本は水がおいしい。これが乳製品づくりにも強みですね」。
わたしのおすすめ!

おいしいチーズの食べ方

おいしいチーズの食べ方
「酸味をおさえているのでそのままでもいいしジャムやあんこも合う。最近のヒットは白桃のシロップ。桃の缶詰もいいですよ」
阿蘇ミルク牧場

阿蘇ミルク牧場

熊本県阿蘇郡西原村河原3944-1
Tel. 096-292-2100

http://aso-milk.jp/